専門店チェーンでは、総合店チェーンと違って、店内にお客様が滞留す るスペースを空けることが大切です。このように、一見するとむだに見え る場所を遊びの空間と呼んでいます。例えば、店内のディスプレイの前 で、足を止めて見る空間などです。什器配列をわざと少しずらして、「た まり」を創り出す場合もあります。
古い日本の家には、坪庭や床の間などがありました。今でも京都などに 行くと、これらの空間が訪れる人をもてなしてくれます。店内に什器を ぎっしりと並べるよりも、少しむだに見えても、遊びの空間を創ることで、 返って店内が広く見えたり、ゆとりが生まれたりするから不思議なので す。遊びの空間は、心のゆとりにつながります。
これからの専門店チェーンは、新規客の獲得も、もちろん重要ですが、 リピート客を確実に固定客にしていくことも、とても重要です。リピート客 に支持されるためには、店の雰囲気が居心地のよいものでなければな りません。店の中にちょっとした、遊びの空間、すなわち空きスペースが あるから、居心地がよくなるのです。
接客スペースを広めに取って、そこを遊びの空間として利用するのも効 果的です。店の広さにもよりますが、大き目の丸テーブルを置いて、ゆっ たりと座れるようにするのも、面白いです。固定客が少し長めに滞在し たり、ゆったりくつろいでお話ができたりするスペースとなります。競合 店との差別化になりますね。
店が狭くて、大きな丸テーブルなど置くゆとりのない店では、ディスプレ イだけで遊びの空間を創り出しましょう。商品をぎっしり詰め込んでいる 一角に、ライフスタイル提案の小さなディスプレイスペースを設置すれば そこが、遊びの空間となります。遊びの空間は、物理的な広さよりも心理 的なゆとりですから、これでも十分に効果があるのです。
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