店長のあるべき姿
1.店長はどうあるべきか
店長のあるべき姿とは、スタッフに対して手本を示すことができることで す。スタッフの信頼を勝ち取るためには、いくらお説教をしても、それだ けでは、だめです。自ら手本を示すことが必要なのです。まず、自らが やってみせて、それからスタッフにもやらせることです。例えば、接客で あれば、売ってみせて、「さすが店長」と言わせることが大切です。
2.店長はスタッフにまねをさせる
店長が手本を示したら、次にはスタッフにまねをしてもらいます。特に新人や、自己流のやり方にこだわるスタッフには、忠実に店長のまね をするように要求します。そのためには、店長はできる限り基本に忠実 なやり方で成果をあげるようにしなければなりません。店長自身が自分の店の動くマニュアルとなることが重要です。
3.店長はスタッフの強みを引き出す
スタッフが店長のまねをしていると、個性のないスタッフばかりになるの ではないかという心配はいりません。100%まねをしても、必ずその中 に、各自の個性が出てくるものなのです。店長は、自分のマネができるようになったら、次はスタッフごとの個性を見極めて、各自の強みを引き 出すような指導をします。 強みを引き出せば、自ずとスタッフの個性が生かされるようになります。
4.店長はスタッフの弱みをカバーする
店長がスタッフ教育をする際には、スタッフの強みを引き出すことが重要 ですが、それと同時に弱みをカバーしてあげることが必要です。例えば、 接客は上手だけれど、陳列が下手なスタッフがいれば、接客技術をさらに高める指導をすると共に、陳列技術も学ばせるようにします。それぞ れ得意な人を教える立場にして、店内で訓練するとよいでしょう。
5.店長はスタッフと意思統一をする
人間には、能力の差があります。生まれつきセンスの良い人、悪い人が いますし、経験年数が長い、短いなどによっても、能力の差は生じます。 店長はこれを埋める努力をすることも大切なのですが、それ以上に重要 なことは、進む方向を一致させることです。能力は違っても、意思統一 ができていれば、大きな成果を得られます。
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