バイヤーの仕事・役割5|店舗指示の徹底

バイヤーの仕事・役割5

バイヤーの仕事・バイヤーの役割の中から、店舗指示の徹底について、できるだけ簡単にわかりやすくご説明したいと思います。アクティブ・コンサルティングの豊富なバイヤー研修の実績に基づいたご説明ですので、初めて学ぶ方でもご理解いただけると思います。

バイヤー

店舗指示の徹底

バイヤーの重要な仕事・役割に店舗指示があります。バイヤーがどんなに良い商品を仕入れても、その商品の価値が店頭で適切に消費者に伝わらなければ、売上につながらないからです。アクティブ・コンサルティングは店舗指示を重視しています。

1.52週販促計画を立案する

企業規模によって組織形態が異なりますが、一般的には、バイヤーが52週セールスプロモーションプランを立案する業務を担います。そして、それにしたがって、52週マーチャンダイジングプランを作成します。

それに基づいて、定期的な定番の棚割変更と、シーズンに応じたアウト展開の棚割と具体的な販促策を作成します。 販促部など専門部署があっても、バイヤーと綿密な連携を取って進めることが不可欠です。

2.ロスリーダーの確保をする

新規客を集めることに重点を置く、シーズン特性にあわせたセールや、在庫一掃を目的としたクリアランス、さらにイベント、キャンペーンなど、各販促策にはそれぞれ狙いがあります。

そして、その狙いに応じて、バイヤーはロスリーダーすなわち目玉商品を準備する必要があります。52週セールスプロモーションに合わせて、できるだけ早めにベンダーに告知して、魅力的なロスリーダーを確保することが大切です。

3.粗利ミックスのMD計画を立てる

バイヤーは、粗利ミックスという概念を持ち、ロスリーダーを活用しながらも、常に、最終的にはトータル粗利を目標通りに確保しなければなりません。

定番でも当然、必要な概念ですが、特にエンド陳列や平台陳列などのプロ モーショナルスペースの展開では、重要な概念となります。バイヤーは、品目ごとの粗利益率と販売数量を細かく予測して、MD計画を立てることが必要です。

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4.販促指示書を作成し伝達する

バイヤーが作成した販促企画と棚割等に関しては、販促指示書を作成して、売場に伝達します。販促指示書には、テーマ設定の意味、主力品目の選定理由、棚割などを記載します。
そして、売場づくりに関しては、できるだけ写真やイラストにより、実際の展開方法を詳しく伝達することが大切です。 バイヤーの販促指示書の作成レベルによって、実績が大きく左右されます。

5.店舗に行き売場を確認する

バイヤーの仕事は、販促指示書を作成するまでではありません。販促指示書で定めた期日までに、実際に売場が販促指示書通りに作られたかどうか、自分の目で確認することが大切です。

ただし、全店に足を運ぶのは、不可能ですから、バイヤーはモデル店を選定して見に行き、あとはスーパーバイザーなどと連携して、チェックする仕組を作ります。 売場づくりが完成して、はじめて自分の役割が果たせたのだという意識を持つことが重要です。

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バイヤーの仕事・バイヤーの役割

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