バイヤーの仕事・バイヤーの役割2
バイヤーの仕事・バイヤーの役割の中で、市場動向の把握について、できるだけ簡単にわかりやすくご説明したいと思います。アクティブ・コンサルティングの豊富なバイヤー研修の実績に基づいたご説明ですので、初めて学ぶ方でもご理解いただけると思います。
市場動向の把握
バイヤーは机にかじりついていてはいけません。できる限り外に出て、市場動向を把握することが重要です。市場で何が起こっているのかを、自らの体験で一次情報として入手して分析しなければ、売れる商品は発掘できないからです。
1.バイヤーは外に出て情報収集をする
今までに出会ったすべてのチェーンストアの経営者のほぼ全員が口を揃えて、「バイヤーは部屋にこもっていないで、外に出て欲しい」と語っています。バイヤーの命は鮮度の高い情報収集ですから、これも当然のことです。
自店を見る、競合店を見る、 街を見る、ベンダーの倉庫を見る、とにかく活動的なバイヤーになることが、成長の第一歩です。
2.マーケット拡大分野を把握する
鮮度の高い情報とは、何でしょうか。いちばん大切なことは、 消費者がいま何を求めているのか、それによって消費者がリアルタイムで望んでおり、マーケットが拡大している分野は何なのかを把握することです。
これは複数の情報を組合わせることで、見えてきます。インターネットやマスコミ情報もヒントにはなりますが、必ず自分の足を使って 一次情報を確認するということを習慣づける必要があります。
3.マーケットサイズを確認する
マーケットが拡大している分野は非常に魅力がありますが、次に見極めなければならないのは、そのマーケットはどれくらいのマーケットサイズがあるのかということです。
現状のマーケ ットサイズから将来的なマーケットサイズを予測しなければなりません。マーケットサイズと競合状況から、一定のシェアを確保できる可能性の高い分野に取り組むことが必要です。
4.ベンダーから情報収集をする
日常的な取り扱い商品に関しては、ベンダーからの情報収集が基本となります。ベンダーからは商品情報だけでなく、その商品が属すカテゴリー全体の情報など、できるだけ幅広い情報を集めるようにします。
この場合でも、ベンダーの話しを鵜呑みにすることなく、必ず自分の足で集めた情報と突き合わせてみ て、自分の体系の中に位置づけて考えるようにします。
5.自店と競合店を見て現場の動きを把握する
バイヤーが行わなければならない情報収集の中でも、自店の店頭の観察と、競合店調査は極めて重要です。自分の仕入れた商品が実際に売れているのか、競合店ではどんな商品が売れているのかを分析することにより、次の仕入れに役立てる情報が得られるからです。
バイヤーには1つでも多くの情報を集めて、それを分析して、自分なりに体系化できる能力が不可欠です。 自分の物差しを持つことで、本質が見えてくるのです。
ポイント
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