スーパーバイザーの仕事・スーパーバイザーの役割1
チェーンストアにおける重要なカギとなるスーパーバイザーの仕事、スーパーバイザーの役割の中から、スーパーバイザーの心構えについてご説明します。スーパーバイザーは何のために存在しているのかがわかります。
スーパーバイザーの心構え
スーパーバイザーは、本部の立場と店舗の立場の両方を理解して、バランスよく調整する役割を担います。チェーンストアのすべての部署に対して、店舗が動きやすいように働きかけることが大切です。
1.店舗と本部の架け橋となる
スーパーバイザーの役割は、ひとことで言えば、店舗と本部の架け橋です。店舗に片寄りすぎてもいけないし、本部に片寄り過ぎてもいけませ ん。
両者の間での、バランス感覚が最も重要です。具体的に言えば、本部の指示を店に徹底し、店の意見や現状を本部に集約することが、ス ーパーバイザーの仕事です。
2.マニュアルを遵守して店舗を指導する
チェーン店で重要なことは、消費者がどの店に行っても同一レベルのサ ービスを受けられることです。だからこそ、安心して来店してくれるのです。そのためのキーワードが標準化です。
そして、標準化を推進するために、統一基準として作成されたものがマニュアルです。スーパーバイ ザーは、企業で作成したマニュアルやチェックリストを遵守して、店舗の指導に当たる必要があります。
3.科学的なデータを根拠に指導する
スーパーバイザーは、通常、7~8店の担当店を巡回していますから、365日、同じ店にいる店長とは異なる役割を担っているのです。それは、店長よりも幅広い情報を持ち、客観的に店舗を見るという立場です。
市場動向、企業全体のデータ、エリアのデータなどを適宜分析し て、店長とは異なる視点からアドバイスして、店長を動かし、店舗を改善していくことが重要です。
4.感情も交えて店長を説得する
スーパーバイザーは科学的なデータを重視することは不可欠ですが、 人と人が交渉してビジネスをしているのですから、それだけでは店長を動かすことはできません。
店長の言い分を十分に聴いた上で、店長の 意見や考えも取り入れながら、本質では本部の決めたことをしっかりと 実現していかなければなりません。
人を動かすためには、理論だけでなく、感情面も重視する必要があります。
5.仮説ー実践ー検証のサイクルを回す
データを分析して、問題点を抽出し、改善策の仮説を立てて、改善を実践します。そして、結果を検証して、またその中から新たな問題点を抽出するという、(データ分析)-仮説ー実践ー検証のサイクルを継続して回すことが大切です。
自らの仕事においてはもちろん、店長やスタッフにも、このサイクルを理解させ、実施できるように指導することが、スー パーバイザーの重要な役割です。
ポイント
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