スーパーバイザーの仕事・スーパーバイザーの役割2
チェーンストアにおける重要なカギとなるスーパーバイザーの仕事、スーパーバイザーの役割の中から、スーパーバイザー基本機能についてご説明します。スーパーバイザーの本質的な機能について理解することができます。
スーパーバイザーの基本機能
スーパーバイザーの基本機能は、5つのCとして説明することができます。スーパーバイザーが仕事で迷ったときには、この基本となる5つのCがきちんとできているかどうかチェックすることが大切です。
1.コミュニケーション(Communication)機能
スーパーバイザーが本部と店長の架け橋となるためには、両者から信頼されることが前提となります。本部に片寄ったり、店に片寄ったりしてはだめです。
スーパーバイザーは、本部と店長の両方の立場や言い分をきちんと理解し、公平な立場から双方に正確に説明するコミュニケーション能力を持たなければなりません。
2.コンサルテーション(Consultation)機能
スーパーバイザーの目的は、店長ならびに店のスタッフに行動してもらって、売上や利益などの営業数字を高めることです。つまり、人を動かすことにより、目的を達成することがポイントです。
そのためには、店の課題に優先順位をつけて、効率的に実行するためのアクションプロ グラムを作成して、具体的な活動を指導することが必要です。その意味で、コンサルティング機能は重要です。
3.カウンセリング(Counseling)機能
カウンセリングの本来の意味は、相手の話を真剣に聞いて、相手が自 ら解決策を見出すのを待つという意味です。ここでご説明するカウンセリングは、もちろんこの意味です。
スーパーバイザーが店長に対して、一方的に指導するだけでは、その場は従っても、場当たり的な解決にしかなりません。店長に自ら気づかせるまで、時間をかけて真剣に話を聞くことが大切です。
4.コーディネーション(Coordination)機能
コーディネーションとは調整という意味です。スーパーバイザーは本部と店の橋渡し役であるとご説明してきましたが、そのためには各部署と調整することが必要です。商品に関しては商品部と、人材に関しては人事部という具合です。このように、スーパーバイザーには、店での問題解決のために、常に必要な部署との調整を図る機能を持つことが要求されます。
5.コントロール(Control)機能
コントロールとは統制という意味です。これは、本部で決めたことは、とりもなおさず守らせるということです。店長の言い分や、店の個別事情には耳を傾けたとしても、当面、守らせるべきことは、断固として守らせるという態度が必要です。
そのためには、スーパーバイザーは、今すぐ解決できることと、時間をかけて検討すべきことを明確に分けて、店長に納得させることが大切です。
ポイント
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